Live Report

2008年12月30日(火)
奈良 ネバーランド
カイン

セットリスト

1、JUNE
2、もう誰も愛せない
3、オンボロギターは歌えない
4、どんなに時が流れたとしても
5、With the Wind
6、河を越えて
7、終わらない道

この日のカインは一味違った。
なぜなら、ドラムに U.S.K.が復活してのライブだったからだ。
テクニシャンな彼のドラミングとヒヅキセイジのベースが強力なリズム隊となって音を支えた。
残念ながらこの日だけの参加だが、機会があればまた参加してくれるとのこと。期待はできるだろう。
1曲目は、やはりこの曲「JUNE」だ。初期の名曲でのスタートだった。
2曲目は「もう誰も愛せない」だった。この曲はサビのフレーズが耳に残る。初めて聞いた人も口ずさんでいた。
3曲目は「オンボロギターは歌えない」。ヒヅキもお気に入りのこの曲だが、何といってもドラミングに注目だ。いつも以上に叩きまくっていたU.S.K.だった。
4曲目は少し落ち着いた曲の「どんなに時が流れたとしても」だった。
曲が始まる前のMCで言ったヒヅキシンジの「一生ステージに立ち続ける」という言葉がこの曲の根本にあるのだろう。歌い続けるという決意がひしひしと伝わってきた。
5曲目は「With the Wind」だった。爽やかなメロディーが会場を包んだ。
6曲目は「河を越えて」。ヒヅキシンジのライブでは必ず演奏されるぐらい彼のお気に入りの曲だ。
元々カインでやっていた曲だが、オリジナルのアレンジでの演奏だった。スロー気味なテンポに重たいドラム。その上に激しいカッティングギターと苦しげにも聞こえるヒヅキの声。争うことに意味はあるのかと心に強く訴えかけてきた。
最後の曲は「終わらない道」。カインのエンディングはほぼこの曲だという名曲だ。
勢いよい8ビートが心を沸き立たせる。「走れ!」の歌詞と共にみんなを別世界に連れて行ってくれた。
今日のライブはいつも以上に心のこもったライブだったと思う。


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